会社間で契約を結ぶ時の注意点とは?
ビジネスにおいて、新しい取引やプロジェクトを始める際、契約書を結ぶことは不可欠な手続きです。
しかし、契約書は単に形式的な書類ではなく、後々のトラブルを防ぎ、自社の利益を守るための最も重要な書類となります。
この記事では、会社間で契約を結ぶ際に知っておくべき注意点について解説いたします。
会社間で契約を結ぶ時の注意点とは?
会社間で契約を結ぶ際には、後々のトラブルを防ぎ、円滑な取引を行うために、細心の注意が必要です。
口約束ではなく、必ず書面に残すことで、将来的な紛争を未然に防ぐことができます。
権利義務を明確にする
契約書には、取引における当事者双方の権利と義務を具体的に、かつ明確に記載することが不可欠です。
たとえば、代金の支払い時期や方法、納品物の仕様、業務の範囲、契約期間、秘密保持義務など、あらゆる側面について詳細に定めます。
これにより、一方が契約を履行しなかった場合に、もう一方が何を請求できるのかがはっきりします。
曖昧な用語を使用しない
契約書で用いる専門用語や、曖昧な解釈が可能な言葉については、あらかじめ定義をはっきりとさせておくことが大切です。
「通常」・「合理的な範囲」といった抽象的な表現は避け、数値や具体的な基準を用いて定義することで、解釈のずれを防ぎ、将来的な紛争を回避できます。
契約内容が法律に違反していないか確認する
契約書の内容が、民法や商法、その他の法律に違反していないかを確認することは非常に重要です。
たとえ当事者双方の合意があったとしても、法律に違反する契約条項は無効となります。
特に、消費者契約法や下請法など、特定の法律で定められた強行規定に反する内容がないか注意が必要です。
契約書の目的を明確にする
契約書を作成する前に、まずその目的を明確にすることが重要です。
何のための契約なのか、どのような取引を行うのか、どのような権利や義務を定めるのかをはっきりとさせることで、記載すべき内容が見えてきます。
目的が曖昧なまま作成すると、必要な条項が抜け落ちたり、内容が不明瞭になったりするリスクがあります。
まとめ
会社間で契約を結ぶ際は、権利義務を明確にすること、曖昧な用語を避けること、そして契約内容が法律に違反していないかを確認することが重要です。
契約書の作成は、トラブルを未然に防ぎ、安全な取引を行うための最も基本的な対策となります。
契約書の作成でお困りの際は、ぜひ弁護士にご相談ください。
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辻 卓也(つじ たくや)/ 三重弁護士会

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